解釈をつける

アベノマスクみたいな言い方が苦手です。そういう言い方をしている人がいると、軽蔑というほど強い感情ではなくても、「そういう言い方をするんだなぁ、うーん、やめたほうが良くない?」くらいの淡い感情を抱く。 こういう感情を文字や言葉にすることが、自…

要はバランス

最近、「要はバランス」を心がけている。 正しさが失われた世界では、正しくなりすぎないことを意識しないとならないのでは。 仕事をしたら、遊ぶ。 遊んだら仕事をする。 読書や映画などを見たら、人と会話をする。 人と会話をしたら、サウナで瞑想して過ご…

意見を採択するということ

最近、正しさというのはなく、人の数だけ正解と正義がある、という感覚は定着してきた感じがある。 とはいえ、自分は正しいと信じることをする他なく、多くの正しそうなものから一つを選択するしか無い。昨今なら外出するor自粛するも状況により、人により様…

婚活を通して幻想を解体する

「結婚興味なさそうなのに、なんで婚活なんかしてるんですか?」 仲がよく、歯に衣着せぬ物言い(褒めてる)人たちによく聞かれる。 今までは何となく適当に曖昧に流していた。適当に曖昧に流すというのは比較的簡単で、成立しない前提を置いて論を進めると…

自己肯定感の正体

「Bは正しい」というとき、そこには論拠が必要となる。 つまり「Aなので、Bは正しい」になる。 この文章の正しさはAに対する論拠が正し差によって保証される。 「Cなので、Aであり、よってBは正しい」になる。 これを保証するには更にCに対する論拠Dが必要と…

結果で判断しようとしたときに起こること

人を評価する際に、具体的な数値や結果で評価して欲しいという話はある。 しかし、結果で評価した際にも評価者と被評価者で意見が合うことは難しい。 それについて考えたこと。 なぜ、結果で評価しようという話が出るのか。 1. 何を頑張れば良いのか具体的に…

とろとろ

■ 「自分が何者にもなれなかったときに、なりたかった姿をイメージすると具体策につながる」 みたいな話を見た。 それを見て思ったが、人生で「こうなりたい」のような姿を具体的な人に見出したことがない。 人生で誰かを羨んだり、妬んだり、憧れたりしたこ…

まだいける

左利きのエレンを読んだ。 天才と天才になれなかった人の物語。 昔は天才の人たちに共感し、 25歳くらいで天才になれなかった人に共感し、 最近は天才になれなかった人にすらなれなかったのが現実という自己認識だ。 そういう話を会社の同僚にした。 「いや…

超越と実存「無常」をめぐる仏教史

超越と実存 「無常」をめぐる仏教史 作者:南直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/01/26 メディア: 単行本 読んだ。 自分の感じている感覚ととても近しい感覚が書かれていて、とてもおもしろかった。 仏教史は疎いので話の流れは知らないことが多すぎ…

自分の誇れる点

虚無がやってきている。 世界の中で重要な存在だと思いたかったが、どうやらそうではないと分かってしまい。 自分は大きな大事なものに貢献していると思いたかったが、それも相対化された世界の価値観の一つに過ぎないということに気づいてしまい。 手触りの…

仕事をするようになってきた

職場の休憩室でコーヒーを飲んでいると、同僚に声をかけられた。 「最近仕事をするようになってきたね」 彼はヘラヘラと笑っていた。その表情に悪意は感じず、揶揄する意図もなさそうだったので、素直に聞くことにした。 「どういう意味ですか?」 彼はおか…

今日もまたポヨポヨ生きていた。 特に理由はないけれど、アプリが改善すると皆が喜ぶので会社で色々試していた。 新しく試してみたレイアウトエンジンは結構良い作りのようで、適用してみた画面はかなり描画が早くなった。 大体動くようになった頃には夕方に…

黎明卿ボンドルドは格好いい

メイドインアビス劇場版を見てきた。 miabyss.com メイドインアビスは結構好きだ。ところどころにある残酷な背景やナナチが可愛い。 映画版は黎明卿ボンドルドが敵キャラだった。 私はボンドルドがとても好きだ。色々な作品の敵キャラの中でも特に好きだ。 …

新しい趣味でカリグラフィーを初めた

カリグラフィーを初めてみた、結構楽しい。 最近家で時間に余裕ができたので新しい趣味を始めようと思った。 その際、何をやるかということが問題になる。ゲーム・映画・読書など消費的な趣味はもう生活の一部に組み込まれており、趣味という感じがなかった…

恋愛工学の本を読んだ。

あまり良く知らないが、少し話題になったりしていたので名前を知っていた。 とても嫌いなので避けていたのだが、人から勧められたことと、忌避感は良くないという精神論で読んでみた。 だいぶ知見は深まったので良かったが、自分が恋愛工学を忌避していた理…

人の気持ちがわからないということ

誰かがミスをしたとしよう。 それは不注意を伴うような、普通ならできて当たり前なことだ。 そういう人を見たら君はどうすると思う。 君はとても優しいからその人を決して責めたりはしないだろう。軽い慰めの言葉をかけたりもするだろう。「仕方ないよね」、…

結婚不要社会を読んだ

結婚不要社会 (朝日新書) 作者:山田 昌弘 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2019/05/14 メディア: 新書 読んだ。 こういうのを読んだという話をすると、「結婚は不要である」という理由を探しているかのように誤解される気がする。 まぁ実際そういう人…

公平感が存在しない世界

最高の脳で働く方法 Your Brain at Work 作者:デイビッド・ロック 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2019/05/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) 読み終えた。面白かった。 人間はSCARFモデルに対して、強い反応を示すという話…

30歳になる。

就職した頃、会社の社内研修でお金の話があった。 「大体30歳で貯金が500万あると良い」と言っていたことを覚えている。その金額がどの程度妥当なのかは分からなかったが、当時25歳だった私は一年で100万で分かりやすいな、と思った。 丁度来週3…

人生とドミニオンを比較する。

私はそれっぽい表現が好きだ。 全く関係がなさそうな複数のものを同質のものであるかのように比較することが好きだ。 それはある種正しさからかけ離れた行為だが、そもそも正しさには飽きているので好きなのかもしれない。逆にそういうのが好きだから飽きた…

ストレス欠乏症

最近やる気を失っていた。 布団から起き上がれず、色々なことに熱意がわかない。何となく漫然とぼんやりと生きているような気がした。 12月までは確かに忙しかった。 ただ年末もしっかり休み、年が明けてからはゆったりと生きている。それなのに色々なモチ…

人は善意の元に行動をしている

人は皆善意の元に行動していると信じている。 しかし、その善意が他者から理解可能だとは思っていないし、当人の善意を当人が上手く表現できているとは思っていない。 また悪意すらも、当人の善意に従った結果他者を攻撃する対象とみなしたという構造で理解…

振られるということ

今日彼女に振られました。 人生で振られるということは初めてなので、人生のランドマークという点で残したいという気持ちになりました。 彼女とは7月くらいに結婚相談所で出会い、8月くらいにお付き合いすることになり、何だかんだでクリスマス目前で振られ…

読書履歴: 「若者」をやめて、「大人」を始める「成熟困難時代」をどう生きるか? 熊代亨. 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか? (2/2)

「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか? 作者:熊代亨 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2018/02/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 「若さ志向」から「成熟志向」へ 大人になることとして、価値観の変化がある。 …

読書履歴: 「若者」をやめて、「大人」を始める「成熟困難時代」をどう生きるか? 熊代亨. 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか? (1/n)

「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?作者:熊代亨出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2018/02/11メディア: 単行本(ソフトカバー) 人が読書履歴をこまめに残しているのを見て、そういうの良いな、と思いました。 読…

私はどこに存在するのか

正しいことをするのは当然であり、そこに私は存在しない。 間違ったことをするのは違和感があり、許容できない。 正しいものがなにもないなかで、正しそうなことをするとそこには意識が発生する。

なぜ言葉が通じないのか

なぜ話はかみ合わないのかについて考えていた。 論理的に話したからといって話はかみ合わないと思う。 「AならばBである」という話をしたとする。 通常Aが事実である限り、話は通じるように見える。しかし、これに同意できない人がいる、それはなぜか。 Aな…

半出生主義というものを見た

半出生主義というものを見た時に自分は何を思うのだろうか。 「生まれて来ないほうが良かったか?」という問いを投げられた時に特に何も考えずに答えると、「分からん、どっちでも良い」と答える気がする。 まず、良い・悪いはある座標系における相対値だと…

快楽の最大化は幸せたりうるのか

「幸せとは何でしょうか」 「難しい。まず具体的な事象をあげることはできない。何故なら、現代において幸せは相対的であることに気づかれてしまっている。そのうえで具体的な事象を幸せに掲げることに合意できる人は少ない。合意できないものが幸せにあるこ…

大縄跳びが飛べない

フィリピンに行ってきた。 目的はポーカー。 ポーカーは自分の趣味だ。勝つことではなく、正しいことが正当化される世界というのは素敵だと思う。 現実は結果しか語られず、運というものすら必然として語られることが多すぎると感じている。 ポーカーはどん…