勉強が好きでよかった

エンジニアのためのデザイン思考

エンジニアのためのデザイン思考入門

エンジニアのためのデザイン思考入門

最近どうやって作るか、という勉強は結構してるが、「何を作るか」というものについての回答や方法論を持っていないなと思った。
そこで最近話題のサービスデザインというワードにも現れる「デザイン」の本を読んでみようと思った。
舞台が東京工業大学で割と馴染みがあるのも良い。こんな場所あったんだ、という感想。

結論としてはとても面白かった。良いプロダクトは良いチームから生まれるということを長々と書いている。
この辺の感覚はなんとなく理解できて、今の職場のよくないところでもチーム感が無いという点を挙げている。

仕事と勉強

自分の中では終身雇用という概念はある程度崩壊していて、自分のような労働者も良い待遇、良い組織、楽しい仕事を探すべきという価値観に切り替わっている。そして、そこには必然的にある程度流動性が上がっても耐えられる程度のスキルを身に付けるよう努力しなければならない。

ただ勉強で萎えるのは世の中を見て勉強すればするほど、自分より若くてすごい人が一杯いること。仮に同じ速度で成長しても一生勝てないんだなという実感がある。そこについてはもう諦めている。結局自分ができること、能力を主観的にも客観的にも正しく理解し、その範囲を広げていくこと自体に喜びを見出さないとならない。他人と比較するといつまでも不幸になり続けてしまうようだ。