人生のセーフモード
とりあえず生活が限界を迎えた。
昔に比べて体はずっと壊れやすくなっていたが、基準値を設けたので壊れかけていることに気づけるようになった。壊れやすくはなったが運用自体は上手になってきている。
自分が壊れていると気づくことはとても難しい。
自分の異常さを認知できる人がどれだけいるのだろうか。異常な状況も毎日となれば自然である。人がそこまで連続性を持たないと思っている自分には昨日と今日の差分を検知することは難しい。
だから、自明な指標に基づくことにしている。
自分の場合は部屋が散らかる。掃除するというのは人間的営みだが、優先度がとても低いので最初に排除される。
今日は机の周りにペットボトルが30本以上あった。部屋からは賞味期限が一ヶ月以上過ぎたカステラが見つかった。
ゴミではなかったものが、ゴミになった時に自分は気づくのが難しい。
そもそも価値を見出していないものに対して価値の減損を気づくのは難しいのだろうか。
とりあえず、人生をセーフモードに入れることにした。
新しいことをしない。難しい決断をしない。睡眠を多く取る。可能なら食事も多く摂る。人に配慮をしない。
バックグラウンドで動く様々なタスクをkillするように。