停滞

最近仕事面で能力的停滞を感じている。

 

今まで当たり前のようにできていたことができなくなった。

正確には以前より多くの選択肢や影響要素が見えるようになったが、見えた上で野最適な決断がまだわからず、漠然と「うまくできていない」という感覚のままに生きている。

 

プログラムを書いていても以前は仕様に合わせて動いていればよかったが、現在はGPUやCPUなどより低レイヤのパフォーマンスを考慮しても最適であるのか。

また、そこに合わせてUIデザインレベルから考え直すことがあるんじゃないか、などモヤモヤとしながら書いている。

あちらを立てればこちらが立たず、という状況が以前よりも増えた。

 

この時期、客観的な成果としては以前よりパフォーマンスが落ちている。

多くのことにつまずく時期が増え、仕事の作業は落ちた。新しい見えたものを考慮した結果、今までちゃんとできていたところとバランスが取れていないことが気づくことが増えた。自分にだけ見えている前提を説明しようとして、失敗すること、そもそも考えること自体に意味がなかったりする、ようなことも増えた。

 

自分としては新しい変数を考慮するようになり、経験と時間で解決される領域であることはわかっている。一方、自分はそろそろ経験と時間で解決すると他者から思われる立場でもないのだろう、ということを理解している。

 

最近管理職を打診された。

もともと会社に管理職が少なすぎると思っていたので、誰かがやる必要があり、やるなら自分だろうなと思っていた。

今の時点からまたやることや考えることは増えているが、まぁ最初から上手くやれないのだろう。

 

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人生は具体としての生活には苦しみしかない。ただ、その苦しみを眺め、俯瞰した際にわずかに感じる尊さを信じて生きるしかないのではないか。

 

なにかに深く依存し、それこそが最も大切と感じた後に、その馬鹿らしさや無意味さに気づき、途方に暮れる。その繰り返し。

 

なにかに深く依存することも、そこから醒めることも、大きな川の流れの一つに過ぎず。そしてまた停滞もその一つ。